tundra-sdiva’s blog

白銀リリィさんが夏を頑張るお話。

7月14日

  一昨日のこと、ゆずと喧嘩をしました。

  16日のゆずっとリリィ☆お披露目となる《初夏の激アツサマーフェス 2018》で、私とゆずは"ゆずっとリリィ☆"のブランドドレスお披露目ショーと、フレンズアピールのお披露目ライブの2ステージを予定していました。

  しかし、私の体調の事をゆずが配慮し、当日は負担の少ないお披露目ショーのみにする、と言い出したのです。

  私は、また自分がお荷物になる事、高等部に進学してからフレンズアピールの練習を2人で必死に重ねてきたことを思い出し、とても賛同は出来なかったのです。


「なぜ、お披露目ライブを延期にしたのですか」「私が…お荷物だからですか。」 

  言ってからはっとしましたが、人は心に余裕が無い時、冷静でいられないことを実感します。

「そうじゃない、お披露目だって一気に同じ日にやる必要なんてない、焦ることなんて何もないんだぞ、リリエンヌ」

「でも…あんなに2人で練習したのに…」

「リリエンヌのわからずや!リリエンヌがまた倒れたら練習だって意味なくなっちゃうんだからね!これからも二人でいることがゆず達にとって何より大切なことでしょう?」

「ゆずだって、私に相談もせず勝手に大切なことを決めて!」

「だってリリエンヌに言ったら絶対反対するもん!」


  この辺りで二人ともこれ以上言い合っても仕方がないと、意地を張ったままその場をさり別々の仕事へ向かいました。


  ゆずが私のことを考えてくれている。そんなことは千も承知なのです。ただ、自分の情けなさに、不甲斐の無さに苛立ってしまう。ゆずは何も悪くない。

 

 

そして今日、夜のスケジュールが空いた為、ライブ前にゆずに合わなければと思いゆずの部屋まで行こうと思い立ちました。

  "コンコン"部屋のドアから音がします。

「はい。」私は答え、ドアの元まで向かいました。「ゆずだーゾ☆」

  ゆずには敵いません。結局、先を越されてしまいました。結局、私の部屋で二人でローズティーを飲みながら、たわいもない会話を楽しみなが、夜は更けっていきました。

「明後日のステージ、成功させようね。」

「勿論です。この"リリエンヌパラダイス☆コーデ"も、ゆずと一緒に、最高に輝かせてみせます。」


  私は強く決意した言葉をゆずに、伝えました。